Instagramインサイトでアカウント分析「はじめの一歩」

Instagramインサイトでアカウント分析「はじめの一歩」

■はじめに

こんにちは!ブランドサイトやInstagram、Facebookの分析、解析を担当しているUXデザイン室の米田です。

今回は、去年から分析レポートに活用している『Instagramインサイト』について、実際に利用していて感じた便利な点や不便な点について書いてみたいと思います。また、利用していて「この情報は公式にまとめておいてほしい!」と思った内容を私なりにまとめてみたので、これからインサイトを使ってみようと考えている方の参考になれば嬉しいです!

※Instagramインサイトは以下インサイトと記載します。


 

■取得できる指標について

まずはじめに、インサイトで取得できる指標についてまとめてみました。
さあ利用しよう!と思った時に、どういう数値がどの様に取得できるのか、パッとわからないと不便ですよね。
是非ご活用ください!

 

1.《アカウント全体》で取得可能な指標

インサイト アカウント指標

【データを見るときに気を付けたいコト】
・期間設定は出来ません。インサイトを閲覧している時点の数値が表示されます。

上記以外に、過去7日間でどれくらい増えたか、もしくは減ったかという「差分」の数値が表示されます。
キャンペーン開始や広告出稿後、すぐにユーザーの反応を知りたいという時に便利な機能です。

インサイト トップ画面
インサイト トップ画面

※「インプレッション」部分をスワイプすると「リーチ数」「プロフィールビュー数」「ウェブサイトクリック数」が表示されます。

 

2.《投稿ごと》に取得可能な指標

table_2

【データを見るときに気を付けたいコト】
・任意の期間設定は出来ません。

現在手掛けているレポートでは「投稿から何日後にインサイトのデータを取りに行く。その時の期間設定は『30日間』とする」というルールを決め、毎月同じ条件で投稿の比較分析をできるようにしています。

インサイト 投稿画面
インサイト 投稿画面

各指標と期間設定は上の図のように3列の組み合わせて設定が出来ます。
・1列目:カテゴリ
・2列目:指標
・3列目:期間

 

3.《フォロワー属性》で取得可能な指標

table_3

【データを見るときに気を付けたいコト】
・期間設定は出来ません。インサイトを閲覧している時点の情報が表示されます。

「性別」は実数ではなく「%」の割合が表示されるので、実数を知りたい場合は「フォロワー数×性別の割合」で算出しています。

「年齢層のグラフ」は初期表示では「%」の割合表示も実数も表示されていませんが、なんと、グラフ部分をタップすると「%」の割合表記がされます。ですので、実数を知りたい場合は、「フォロワー数×各年齢層の割合」で算出可能です。

インサイト フォロワー画面
インサイト フォロワー画面

 

4.《フォロワーのログイン状況》で取得可能な指標

table_4
※上記の説明はインサイト画面内の説明となりますが「標準的な日」「アクティブ」の定義が不明なためFacebookのヘルプコミュニティで問合せしました。ただ返事がないため現在も不明です。

【データを見るときに気を付けたいコト】
・期間設定は出来ません。インサイトを閲覧している時点の情報が表示されます。

2つの指標は、フォロワーの「年齢層」と同様に割合も実数も表記されないので、こちらもざっくりと把握する程度の用途でしか活用できていません。

「フォロワー – 曜日」のグラフを見ていると、「◯曜日にフォロワーがアクティブになることが多い」といった傾向が見られることがあります。このような時には、その曜日に投稿するとリーチできる可能性が高くなるのではないかと考えて、投稿日の変更を提案したりということもありました。

インサイト フォロワー画面
インサイト フォロワー画面

 

5.《ストーリーズ投稿》の取得可能な指標

table_5

【データを見るときに気を付けたいコト】
・任意の期間設定は出来ません。
・選択できる期間は3つありますが、最長期間で設定しても「14日」しかないので、投稿後は早めの数値取得が必要です。

 

上記以外に《広告》のデータも取得できるのですが、現在レポーティングを担当しているアカウントで広告を出稿したことが無いので詳細が確認できていません。利用したことのある方から情報がいただけたら嬉しいです!


 

■これは「いいね!」と感じたコト

・スマホの管理画面から手軽に閲覧可能

Instagramインサイトは、スマホアプリの管理画面から見ることができます。手軽に投稿毎のインプレッション数やいいね!数を一覧で見られるので、新しい投稿の後にはついついチェックしてしまいます。多くのいいね!を獲得できていると、レポーティング担当としても嬉しくなります。また、どの投稿がユーザーからの反応をたくさん得られているかすぐに確認できるので、運用担当者が投稿内容のPDCAを回すのに活用しやすいと思います。

・投稿ごとのインプレッション数、リーチ数はここでしか見られない!

Instagramの画面やapiでは取得できない「投稿ごとのインプレッション数やリーチ数」が、インサイトでは確認できるんです。フォロワーだけではなくInstagramの中のどれくらいの人に投稿を見てもらえたのかが分かることで、投稿を行う効果についてより幅広く分析ができます。とくに、インプレッションは、ハッシュタグの付け方によって増減する傾向が確認できているので、どのハッシュタグが効果があったのか、どのようなハッシュタグをつけるべきかを推測・検討するための重要な指標になっています。

 

■「ここが不便です、Instagramさん」と感じたコト

・PCから見ることができない/csvのダウンロードができない

スマホから管理画面を閲覧できるのは手軽で便利ですが、分析レポートを作成するとなると話は別です。データを集計してグラフにして考察して・・・となると、やはりPCから閲覧したいのです。そして、データはcsvでダウンロードしてExcelで集計したいのです!現状、弊社でレポートを作成する際には、一旦スマホの管理画面をキャプチャしておき、そのキャプチャを見ながらExcelにデータを手入力で入力するという作業を行っています。これ、かなり面倒です!

・フォロワー数の日別推移が見られない

インサイトではインサイト閲覧時点のフォロワー数しか確認できないため、投稿やキャンペーン、広告出稿によるフォロワー数獲得に対する効果を後から確認したり分析することができません。そのため、弊社では独自でAPIを通じてデータを取得したり、他社が提供しているツールを使っています。Facebookインサイトのように全ての数値がインサイトから取得できるようになればデータ分析の手間は格段に減ると思います!Instagramさん!!

・フォロワーの属性、ログイン状況のグラフは実数、割合が表示されていない

運用しているアカウントはどんなフォロワーに支持されているのか、どんなユーザーを想定して投稿していくべきか、運用を続けていくことでどんなユーザーにリーチできるのか、データから推測できることは多いのですが、現状のデータではそれは叶いません。フォロワーやユーザーをイメージするのに必要なデータはもっと提供されて欲しいです。


今回ご紹介したInstagramインサイトは、2016年に公開されたということもあって、まだまだ発展途上だと感じています。Instagram広告を利用する会社は増えてきていますし、Instagramから提供されるデータはより重要度を増していくと思いますので、Instagramさん、どうぞよろしくお願いします。
D2Cdotでは、今回ご紹介したInstagramをはじめ、各種SNSアカウントやブランドサイト、キャンペーンサイトのデータ分析を行っています。興味を持っていただいた方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合せください。お待ちしております!