Google Analyticsで数値をみていて何かおかしいと感じたら

Google Analyticsで数値をみていて何かおかしいと感じたら

こんにちは。
プランニング&マーケティング部の米田です。

今回、Google Analytics(以下「GA」とする。)を利用して分析しようとした際、こんな事例があったよと言った内容を記載させていただきたいと思います。

このケースは稀かもしれませんが、読者の方々のお役に立てれば幸いです。

 

■事象内容

とあるクライアント様のサイトをGAを利用して「どれだけアクセスがあったか」「どのような人が来ているのか」「どのコンテンツが人気があるのか」などを調べていました。

とそんな時、以下の数値を見て「あれ?なんか変。」という数値がありました。

・GA メニュー
行動 > 行動フロー

この「行動フロー」で、閲覧の「開始ページ」の離脱率が63.2%あったのです。
この数値自体は、直帰率が高いサイトなどにはありがちな離脱率ですが、実際のサイトの直帰率をユーザーサマリーで見ると「12.81%」とかなり低く、この数値の差が大きすぎることに違和感がありました。

その他の数値もよくよく見ると、「ページ/セッション」は3.75あり「開始ページ」離脱率を考えるとこれもおかしいという感じでした。
そもそもページ数がかなりあるサイトであれば、直帰率が低くても何十ページも見ているユーザーが少数でもいれば「ページ/セッション」は高くなることもありますが、今回のサイトは10ページもないサイトだったのです。

 

■サイト調査から原因の判明、そして設定変更

ここで、GAの設定でおかしなところがないか、社内の開発チームに調査依頼をしたところ、GAのタグが2つ設定されていることが判明しました。

しかも、一つはHTMLのソース内に直書きで、もう一つはYahooタグマネージャーに設定されていました。

基本この2つのタグが全く同じタグであれば基本は問題ないのですが、今回のケースは2014年4月に正式版としてリリースされたユニバーサルアナリティクスのトラッキングコードと、それ以前の旧アナリティクスのトラッキングコードの両方が埋め込まれており、この現象が発生していました。

【参考】
ユニバーサルアナリティクスのトラッキングコードのjsは次のように異なる。
・ユニバーサルアナリティクス
「analytics.js」
・旧アナリティクス
「ga.js」

今回HTMLのソース内に直書きされていたのはユニバーサルアナリティクスのタグでYahooタグマネージャーには旧アナリティクスのトラッキングコードとなっていました。

旧アナリティクスはGoogleのサポートが終了していることやイベントトラッキングが計測できないなどあるためYahooタグマネージャーにはユニバーサルアナリティクスのトラッキングコードを設定し直し、HTMLのソースに直書きされているものは削除するなどの対応を行い、設定変更後、正常な数値を計測することが出来ました。

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【参考】 異なるGAタグが2つ設定されていると起こる主な現象
1.PV数
多い数値になる。
(それぞれのタグでカウントされるのではないかと推測。)

2.直帰率
非常に少ない数値になる。
(1ページのみアクセスして直帰したとしても、GA上は1ページで2PVでカウントしてしまうためと推測。)

3.ページ/セッション
多い数値になる。
(1ページに対しそれぞれのタグでカウントされていることによると推測。)

※ページ内のタグの読み込みスピードにより、2回カウントされない場合もあるようで、純粋にページが倍になっているような感じでもないですが。。。。

 

■今回の教訓

以前、1ページしかないサイトで同様の現象が起きたときは「ページ/セッション」が2ページ近くあり、かつ直帰率は10%程度で、すぐにおかしいと気が付きましたが、ある程度ページ数があるサイトでは気が付かない場合があるので、まず直帰率が良すぎると感じるときや、直帰率と行動フローの離脱率がかなり乖離しているときなどタグを調査することが必要だと教訓になりました。
(タグは正常に設定されていて実際に本当に良い直帰率のサイトもあるかと思うのですが・・・)

皆様も、もし同様に数値を見ておかしいなと思うことがあれば、一度タグが2つ設定されていないか確認していただければと思います。

*株式会社D2Cソリューションズは2016年10月1日に株式会社D2C dotへと社名を変更しました。